外壁塗装業者を断った話・前篇

今までにも書いたように、
我が家は住宅関係で色々と失敗(失敗未遂も含む)をしている。

人間は失敗しながら色々と学んでいくのはどの分野も同じだ。

けれども、住宅業界・不動産業界というのは、
知らないと損をすることが本当に多いと実感している。

つまり、素人が騙されやすいということだ。

我が家も今まで色々な失敗をした。

今日のテーマは外壁塗装の話だ。

今回の事例はあやうく業者に騙されかけたのですが(たぶん)、
運良く「未遂」で済んだ話だ。

外壁塗装業者の無料セミナーに行く

きっかけは新聞折り込み広告

我が家の近くでは、
とある外壁塗装業者(名前は伏せます)が無料セミナーを定期的に開催している。

正確に言うと、この無料セミナーは外壁塗装業者が主催しているのではない。
公的機関を装うかのような団体が主催している。

無料セミナーのチラシをよく見ると、
この団体がこの外壁塗装業者と関連しているのが分かる。

我が家は築10年を超えて外壁が少し汚れてきた感じがするし、
外壁にひび割れが数か所生じているので、
そろそろ外壁を塗装しなければならない時期なのかなあと思っていた。

そんな折に、外壁塗装に関する無料セミナーの折り込みチラシが新聞に入ってきた。

このチラシを見た主人がこの無料セミナーに申し込んで参加した。

無料セミナーの内容

無料セミナーに参加した主人いわく、
無料セミナーではまず、外壁塗装に関する一般的な知識の話があった。

そして、無料セミナーの最後に無料相談会が開催された。

主人がこの無料相談会に参加したところ、
無料セミナーを主催している団体と関連がある外壁塗装会社が、
無料で屋根と外壁を診断してくれることになった。

外壁塗装業者の無料診断

外壁と屋根のリフォームで180万円!

後日、外壁塗装業者が我が家を訪れ、屋根と外壁の状態を確認していった。

その後すぐに、診断結果を持参した外壁塗装業者が見積書を持参して我が家を訪れた。

外壁塗装業者は

・外壁+屋根(カバー工法で金属屋根をかぶせる)=180万円の見積書

を提示してきた。

外壁塗装業者の診断結果

・外壁にはひび割れがいくつかある。ウチ(外壁塗装業者)は高品質の塗料で丁寧に外壁を仕上げる

・お宅の屋根はコロニアルという材質だ。コロニアルの屋根は昔はアスベストが含まれていたが、アスベストの使用が禁止された。アスベストを含まないタイプの材質になってから屋根が脆くなった。お宅の屋根も少し剥がれてきている。

・コロニアル屋根は脆いから、放置すると剥がれた個所から雨漏りするかもしれない。
カバー工法で金属屋根をかぶせれば屋根を強化できる。

今思うと、梯子を持参して屋根に昇って動画を撮影する気合の入れように違和感がありました。

そして、「こんなに劣化しています」と言わんばかりに、外壁でひび割れた部分や屋根のほんの少し剥がれかかった部分の動画を提示して熱心に説明したこともちょっと怪しい感じがします。

我が家の取った行動

ホームセンターのチラシに掲載されている価格では、
我が家の同程度の面積の外壁&屋根をリフォームする場合、
外壁+屋根の塗装で100万円以内におさまるのが通常です。

ですので、この外壁塗装業者が見積書で提示してきた200万円近い額に、
我々はかなり驚愕しました。

そして、

・コロニアル屋根が脆いという情報は本当か?

・カバー工法で屋根をリフォームする利点と欠点は何か?

という疑問が湧いたので、
「餅は餅屋」で専門家(屋根屋さん)に聞いてみることにしました。

以下、後篇に続きます。

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