我が家の近くに、向かい合わせの賃貸住宅が2件ある。
賃貸住宅の募集サイトで調べたところ、両者は階数こそ異なるものの、築年数もほぼ同じ・間取りや部屋の造りや広さも似ていて、賃料もほぼ同じだ。
けれども、両者の入居者の属性がまったく異なるようにみえる。
2つの賃貸住宅をそれぞれ賃貸住宅A、賃貸住宅Bと表記する。
賃貸住宅A
賃貸住宅Aの入居者は若い人が多いが、会社勤めの人が多いようで、賃貸住宅Aから毎朝早く決まった時間に出勤していき、夜も比較的遅い時間に帰ってくる人を多くみかける。
賃貸住宅B
賃貸住宅Bの入居者は若い人もいるが中年世代もいるけれど、会社勤めの人は多くないようだ。
なぜならば、平日昼間から自宅周辺で運動をしている学生風の若者や、出勤時間が確定していない自由業風の人が賃貸住宅Bに出入りしているからだ。
賃貸住宅Bの入居人のなかにはごみの管理が行き届いていない人もいて、ベランダにゴミが散乱しているのが我が家から見える部屋もある。
入居審査の厳しさの違いのせい?
実は、賃貸住宅Aは木造であるのに対して賃貸住宅Bは鉄筋コンクリート製である。
実は、建物の造り自体は、賃貸住宅A(木造)よりも賃貸住宅B(鉄筋コンクリート)のほうが、ずっと豪華で頑丈だ。だから本来ならば、鉄筋コンクリート製の賃貸住宅Bのほうが、木造の賃貸住宅Aよりも入居者の属性が良くてもおかしくない。
それにも関わらず、鉄筋コンクリート製の賃貸住宅Bよりも、木造の賃貸住宅Aのほうが入居者の属性が上に見える。
賃料・築年数・間取り・広さ・駅からの距離がほぼ同じである2つの賃貸住宅の雰囲気の違いを生んでいるのは、大家の入居審査の厳しさの違いではないかと推測しているのだが、果たしてどうだろうか。