複数の不動産屋さんと取引をして分かったことがある。
それは「鍵交換」に関する意識の違いだ。
不動産屋さんによって防犯意識が違う
複数の不動産屋さんと取引をしてみて、
「鍵交換は退去時に借主が負担して行う」と契約書に明記している不動産屋さんと、
鍵交換について契約書に何も明記していない不動産屋さんとがいる、
ということに気づいた。
鍵交換は費用がかかることもあって、昔は、大家が鍵交換をしないまま他の入居者に貸しているケースが多かったようだ。
鍵交換をしないで次の入居者に部屋を貸すなんて、
このご時世、家を借りる側からすると、ちょっと信じられない。
しかし鍵交換については大家さんの自己判断に任せている不動産屋さんがいることから推察すると、入居者が入れ替わる際に鍵交換をしている大家ばかりではないのだろう。
反面、新しい借主が入居する際に鍵交換を義務付けているのならば、
防犯意識・モラルがしっかりしている不動産屋さんだといえる。
地元密着の不動産屋さんは鍵交換の必要性・防犯意識がまだまだ薄いところが多いようだ。
我が家の場合
とはいえ、我が家の場合でも、実父が賃貸物件を管理していた時代、
物件の鍵交換をした記録が残っていない。
実父が賃貸物件を管理しはじめてから入居人がほとんど入れ替わらなかったので、
特に問題は起きなかったのだろう。
時代は変わり、以前よりも物騒な世の中になった。
入居人が決まるまでは複数の不動産屋が鍵を使って案内することも多い。
物件の案内をした人が合鍵を作ろうと思えば作れるのだ。
鍵交換は借主・貸主どちらの負担になるにせよ、
入居者が変わるごとに鍵交換はすべきだ。
もちろん、我が家の賃貸物件では現在、入居者が変わるごとに鍵交換をしている。
賃貸物件の鍵交換費用は誰が負担すべき?
ところで、鍵交換の費用は借主・貸主(大家)のどちらが負担すべきなのだろうか?
鍵交換費用に関して以下のサイトを見つけた。
上記サイトによると、国土交通省が発行するガイドラインに、賃貸物件の鍵交換費用に関する記載がある。このガイドラインには「鍵交換費用は貸主(大家)が負担するのが妥当」との記載がある。
しかしながら、これはあくまでガイドラインなので、契約書に「鍵交換費用は借主負担」との記載があれば、原則、借主負担になるのだろう。
鍵交換を借主・貸主のどちらが負担するにせよ、以前に比べれば今は物騒な世の中だから、
入居者退去時の鍵交換は必須だろう。