バブル期の建物

賃貸経営に関する本を読んでいると、

「今の時代、ユニットバスはお客から敬遠されるからダメ」

という記載をよく見かける。

実際、募集広告を見ると、比較的新しめの物件はユニットバスの割合はかなり少ない。

対照的に、バブル期前後に建てられたマンション・アパートはユニットバスが結構多くて、最近になってバス・トイレ別にリフォームした物件も見かける。

実は私、バブル期前後に建てられたマンション・アパートが結構好きだ。

バブル期前後に建てられたマンション・アパートはお金の余裕がある時期に建てられたせいか、外壁がタイル張りであったり階段が重厚なコンクリートだったりと、お金をかけてしっかりと建てられている。

今の時代、賃貸経営で利益を出すならば、メンテナンスにかかる費用を頭に入れながらマンション・アパートを建てなければならない。

実際、我が家が賃貸アパートを新築した際も、コストとメンテナンス費用を考えながら部材1つ1つを選択した。

賃貸物件は原子力発電所と同じ

オーナーの立場から言うと、今の時代、メンテナンスにお金がかかる建物は敬遠される。

たとえば、メンテナンスに費用がかかる外装のタイル張りは、たとえ見栄えが良くても、メンテナンス費用の高さどうしても敬遠してしまう。

メンテナンスのことなど考えず、自分の好みでマンション・アパートを建てることができたバブル期がちょっと羨ましい。

ゆくゆくは、もう少し遊び心がある物件を建ててみたいと思う私だ。

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