今日の話はまた、身内の恥ずかしい話だ。
実父が亡くなり、賃貸経営を引き継いでしばらくしてから気づいたことがある。
それは「賃貸物件のひとつに損害保険がかけられていなかった」ということだ。
慌てて損害保険に加入した。
幸いなことに、今まで何事もなかったのは幸いだった。
昔は損害保険などに加入していない物件は多かったのだろう。
無保険
家を借りたい人は、入居の際に保険への加入が必須であるケースがほとんどだ。
おそらく実父は、借家人(入居者)が保険に入っているから、
大家が損害保険に加入する必要はないと判断したのかもしれない。
しかし、
借家人(入居者)が加入する保険と、大家が加入する保険とは保障範囲がまったく異なる
のだ。
つまり、
大家が加入する損害保険
→借家人(入居者)に原因がない損害についても保障する損害保険
→借家人(入居者)に原因がない損害についても保障する損害保険
借家人(入居者)が加入する保険
→借家人(入居人)が原因のタバコの火の不始末や水漏れで物件が損傷を受けた場合の損失を補償する損害保険
というように、補償範囲がまったくが異なる。
大家が賃貸物件について損害保険に加入していないと、例えば台風の風で家が壊れた場合は大家が自費負担しなければならないし、地震で倒壊したら建て直しは全額、大家の自己負担だ。
昔は無保険の物件はたくさんあったのだろう。
けれども、いつ地震が起きるとも分からない昨今は無保険などあり得ない。