以前、内壁のリフォームの事前見積もりをとらなかったので、多額の請求をされたという話を書いた。
今日はまたもや我が家の失敗談について書く。
給湯器:事前見積もりはやっぱり必須
ある冬、実父が倒れて入院していた時のこと。
給湯器が壊れたと、貸家の入居者から突然電話がかかってきた。
実父が管理していたので正確な期間は分からないが、
貸家の給湯器は10年以上交換していなかった。
給湯器の交換などすっかり忘れていた頃に、
給湯器が壊れたのだ。
でも実父が入院していたので実母はどうしたらいいか分からない。
冬なので、とりあえず早急に給湯器を直さなければならない。
実母は困りはてて、
仲介していた不動産屋さんに給湯器の交換をお願いした。
給湯器の交換が終わって、やれやれと思ってしばらくした頃、
不動産屋さんから給湯器交換の請求書が郵送されてきた。
請求書の封を空けてビックリ!そこには「27万円」の文字が!
同じ型の給湯器を調べてみた。
工事費込みで15万円前後が相場の給湯器だった。
相場15万円の給湯器に27万円払う羽目になった。
リフォーム工事にはやっぱり事前見積もりは必須だ、としみじみ思った。
給湯器は8年過ぎたら交換すべき
この件はそもそも「給湯器は10年近くになったら壊れる前に交換すべき」件だった。
給湯器の寿命はおおよそ8~10年だと言われている。
今後は、入居者が退去する際に給湯器の寿命を調べて、前回の交換から8年を過ぎていたら給湯器を交換するつもりだ。
なぜなら、今年、民法が改正されるため、入居者が入居しているときに給湯器が壊れてお湯が使えなかった期間が長びくと、賃料の減額の求めに応じなければならないケースが出てくるらしいから。
給湯器以外の別の設備についても入居者が退去した際に各設備が作動するかきちんと確認しなければならない。
火災報知器の電池の交換
そういえば、忘れがちなのが「火災報知器の電池」です。
火災報知器の電池が切れると、突然、火災報知器から音が鳴りだすのでタチが悪い。
管理会社に管理を一括してお願いしている大規模マンションでは、管理会社が火災報知機を点検してくれるようだ。
一方、自主管理をしている大家は、入居者の退去時に火災報知機の電池切れを確認すべし。
なぜなら、夜中に入居者から「火災報知器がピーピー鳴り出したのでなんとかしてほしい」と電話がかかってくるのを防げるから。
民法改正の件についてはまた別の機会に取り上げる予定だ。