火災報知機の交換は忘れずに

昨日、貸家の火災報知器を交換する時期がきていることに気づいた。

賃貸物件の管理を管理会社に委託している場合、火災報知器の点検は管理会社が行ってくれる。

しかし、自主管理の場合、大家が火災報知器の管理をしなければならない。

火災報知器がきちんと動作するかどうか確認することは、入居者の生命を守るために必要不可欠だからだ。

 

貸家の火災報知器を確認したら

最近、我が家の貸家の入居者が退出したので中を確認した。

幸いなことに、前の入居者には我が家の貸家に永らく入居して頂いたので、貸家の室内を見るのは久しぶりだ。

火災報知器がどこに設置されているのか気になった。

なぜなら、先日、我が家の火災報知器が電池切れを起こしてピーピー鳴り出したのを思い出したからだ。

貸家の火災報知器がまもなく電池切れを迎えるんじゃないかと心配になった。

貸家の天井を確認したところ、各部屋の天井に1つずつ火災報知器が設置されていた。

けれども、階段に火災報知器はついていない。

しかも、火災報知器の大きさは、我が家に設置された火災報知器よりも一回り小さい。

 

火災報知器について調べてみた

火災報知器についてネットで調べてみたところ、以下のことが分かった。

・火災報知器をどこに設置するかは、自治体の条例によって異なる

・東京都の場合、寝室へと昇る階段の天井に火災報知器を設置しなければならない

・火災報知器には、熱感知式と煙感知式がある。

・階段や居室には煙感知式の火災報知器を取り付けて、台所は火の元なのでそれに加えて熱感知式の火災報知器を取り付けたほうがよい

 

誰が火災報知器を取り付けたのか

既存住宅に火災報知器の設置を義務づける法律が施行されたのは自治体によって異なるが、東京都では2010年である。それに先駆けて、新築住宅への火災報知器の設置が義務化されたのは東京都では2004年である。

築20年を超える我が家の貸家の新築当時は火災報知器の設置が義務ではなかった。つまり、貸家には新築時には火災報知器が取り付けられていなかったようである。

既存住宅への火災報知器の設置が義務付けられたときに、実父が業者にお願いして火災報知器を設置したのだと思う。

けれども、階段に火災報知器が設置されていないという不備があった。

こういういい加減な大家は今まで結構多かった、と思う。

現在、築15年以上の新しくない賃貸住宅にお住いの方は、火災報知器の位置や数を確認されることをおすすめする。

火災報知器が設置されていなくても今まで何事もなかったから良かったものの、今後はこういう昔ながらのいい加減な管理は許されない世の中になっていくだろう。

PAGE TOP