大家寄りか入居者寄りか

不動産賃貸の大家をはじめてそう時間が経っていない我々は、
不動産仲介業者を選ぶ際にどのような点に気をつけるべきか、
いまだによく分かっていない感がある。

ただ、大家を数年間やってきて、
不動産仲介業者には大別して「大家寄り」の業者と「入居者寄り」の業者がいる
ということに気づいた。

不動産仲介業界にいる方はそこら辺をよくご存じなのだろう。

どういう業者が大家寄りで、どういう業者が入居者寄りなのか、
取引がある仲介業者の数(サンプル)が少ないのでまだ断定できないが、
なんとなく分かってきた。

未だ情報収集中だ。。

大家にとっては「大家寄り」の仲介業者のほうが有難いことは言うまでもない。

 

大家寄りの不動産仲介業者・入居者寄りの不動産仲介業者

私が複数の不動産仲介業者と取引をしてみて、
大家寄りの不動産仲介業者・入居者寄りの不動産仲介業者は、
次のような特徴があると思う(あくまでも私見だ)。

 

大家寄りの不動産仲介業者

敷金を1か月以上に設定するよう大家に提案する(まれに、入居者が部屋をひどく汚したときにも大家が修繕できるようにするため)

家賃保証会社の利用を大家に提案する(家賃滞納により家賃が回収できないという問題を避けるため)

入居者から仲介手数料をとる

契約時に「退去時に鍵交換費用の負担を入居者が負担すること」を義務づけている

 

入居者寄りの不動産仲介業者

敷金をできるだけ少なくするよう大家に提案する(入居者の初期費用負担を減らすため)

大家からの指示がない限り、家賃保証会社はできるだけ使わない(家賃保証会社の審査を通らない入居者がいるため)

入居者からは仲介手数料をとらない(入居者の初期費用負担を減らすため)

 

不動産仲介業者は誰の利益のために動いているのか

利益相反

不動産仲介業者というのは誰の利益のために動いているのだろう?
と感じることも多々ある。

大家と入居者の利益は概して相反するものだ。

不動産仲介業者という職種は利益相反なのでは?という意見もある。

確かにそうかもしれない。

 

不動産仲介業者を変えるという選択

我が家は長い間、
父の代からの不動産仲介業者に仲介をお願いしていた。

けれども、父の代からの不動産仲介業者はどうやら入居者寄りだと、
最近気づいた。

そこで別の不動産仲介業者にお願いしたところ、
営業の方の雰囲気からして、
かなり違うということが分かった。

複数の不動産仲介業者に仲介をお願いしてみると、
それぞれの不動産仲介業者の特徴が見えてくるものだ。

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