高校時代、家庭科の授業で「家の間取りを考える」授業があった。
その授業では、将来自分が家を建てることを想定してマイホームの間取りを考えて図面を作成した。
生徒たちはみんな夢中になってマイホームの設計をし、自分が設計上工夫した点を図面や絵、写真を画用紙に貼り付けて楽しそうに課題をこなしていた。
今でも家庭科で間取りを考える授業をやっている高校は有るのだろうか?
今振り返ると、とても面白い授業だった。
でも、当時の私は家の設計にまったく興味がなかったから、かなりいい加減に課題をこなしていた。
なぜ私が家の設計に興味がなかったのかというと、自分が家を建てるなんて当時は想像もつかなかったから。
将来やりそうにもないことを一生けん命やるのは馬鹿らしいと思ったのだ。
そんな私が今、賃貸物件の間取りを真剣に考えているのだから、人生はどうなるか分からない。
マイホームの間取りには興味がない
実を言うと、今でも私は自分の家の間取りにはあんまり興味がない。
自分の家の間取りに関しては「不便を感じなければよい」という認識だ。
私が間取りを真剣に考えるのは賃貸物件だけ。
賃貸物件は商品だからこそ、間取りを真剣に考えるのだ。
実際に入居者が我が家の賃貸物件に住んだとき、快適だと思ってくれることが何より嬉しい。
だからこそ、賃貸物件の間取りをあれこれ考えるのが楽しい。